HOME > ニュース > CE-142番船「JCAT TARO」の命名・引渡式を実施

ニュース

CE-142番船「JCAT TARO」の命名・引渡式を実施

2022年3月1日

ツネイシクラフト&ファシリティーズ

[製品]

CE-142番船「JCAT TARO」の命名・引渡式を実施

引渡された「JCAT TARO」(秋田県沖に向け3月6日に出港)

 ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社(本社:広島県尾道市浦崎町1471番地8、代表取締役社長:神原潤、以下TFC)は3月1日に、CE-142番船50総トン型アルミニウム合金製交通船兼作業船(CTV)の命名・引渡式を行いました。

 本船は、「JCAT TARO」と名付けられ、来賓及び関係者が見守る中、めでたく引き渡されました。今後、出航準備を整え、秋田県沖の洋上風力発電所建設現場にて運航を開始する予定です。日本国内建造初となる大型(JG)船のCTVを、既3隻のJCATシリーズに追加導入することとなります。

 洋上風力発電所で働く作業員が施設まで安全に移乗する目的に設計された船舶は、ウォータージェット推進によって高い機動力を備えています。防振マウントを介して設置された居住区は騒音振動が低減され、厳しい海象条件の日本海における居住性を確保しています。
さらには、船首甲板部には、ツイストロック対応のコンテナソケットを設置したカーゴスペースを設け、10FTコンテナ2台を搭載可能です。油圧式デッキクレーン、洋上風車施設への接舷に適した大型フェンダーを船首に設置するなど、洋上風力発電所における仕様要求を実現しています。

■本船の概要
船名:「JCAT TARO」
船質及び構造:耐食アルミニウム合金製
全長×船幅×深さ:22.10m×7.00m×3.40m
総トン数:63トン
主機関:連続最大出力 670kw × 1,938min-1 ×2基
速力:航海速力 20kt
最大搭載人員:15名(旅客12名、乗組員3名)
建造工場:ツネイシクラフト&ファシリティーズ浦崎クラフト工場

■ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
アルミ船建造および修繕のクラフト事業・総合建設事業・救命艇事業を行っています。事業を通じて海上交通や暮らしの安全性、快適性を追及することで人々に快適な暮らしを提供し、未来と調和した新たな取り組みに挑戦しています。
URL:https://tsuneishi-fc.com/
代表取締役社長:神原 潤
事業内容:アルミ(軽合金)製船舶建造・修理、総合建設業、救命艇保守点検
設立:2010年12月
資本金:5,000万円
従業員数:54人(2022年1月1日時点)
建造実績船種:旅客船、漁業取締船など
関連会社:株式会社ティエフシー https://touhoku-fc.com/
- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
経営管理部
TEL:0848‒73‒5282 FAX:0848‒73‒5323