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岩手県山田町のティエフシー 新造船、宮古市遊覧船の入港引渡し式を実施

2022年6月2日

ツネイシクラフト&ファシリティーズ

[製品]

岩手県山田町のティエフシー 新造船、宮古市遊覧船の入港引渡し式を実施

引渡し式の様子

 株式会社ティエフシー(本社:岩手県下閉伊郡山田町中央町11番14号、代表取締役社長:神原潤)は、やまだ工場で建造した19総トン型アルミ合金製旅客船「宮古うみねこ丸」を竣工し、5月29日に宮古港出崎埠頭において入港引渡し式を行いました。

 本船は、宮古市長 山本 正德様をはじめ来賓の方々が乗船され、やまだ工場を出港、約2時間後に地元高校生の吹奏楽演奏や大漁旗で迎えられる中、宮古港へ入港しました。入港引渡し式では、大勢の市民の方々の参加のもと、船の上からの餅まきも行われるなど盛大に行い引渡されました。今後、習熟運転等を行い、7月17日の就航式を経て、出崎埠頭~浄土ヶ浜周遊~出崎埠頭の航路に就航する予定です。

 本船は交通バリアフリー法に対応しており、バリアフリースペースや昇降リフター他設備を配置し、高齢者や身障者の方々の移動負担低減を図っています。最大搭載人員数は83名(旅客80名、船員3名)です。

■「宮古うみねこ丸」の概要
船名:「宮古うみねこ丸」
船質及び構造:耐食アルミニウム合金製
全長×船幅×深さ: 18.80m×5.40m×1.85m
総トン数:19トン
主機関:連続最大出力  154kw×2,520min-1×2基
速力:航海速力  12kt
最大搭載人員:83名(旅客80名、乗組員3名)
建造工場:ティエフシーやまだ工場

■株式会社ティエフシーについて
株式会社ティエフシーは、広島県尾道市で造船業を営むツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社が、事業を通じて復興を支援しようという目的で2011年7月に設立された造船会社です。被災地で採用した15人の従業員は、広島県尾道市での半年から1年に渡る技術訓練を経て、岩手県山田町で船の建造に取り組んでいます。株式会社ティエフシー<東北(T)・復興(F)・カンパニー(C)>とした社名には、被災地の皆さまと共に歩み復興への礎を築いていく決意を込めています。
URL:http://www.touhoku-fc.com/
事業内容:アルミ(軽合金)製船舶建造・修理
設立:2011年7月
従業員:9人
本社:〒028-1332 岩手県下閉伊郡山田町中央町11番14号
工場:〒028-1311 岩手県下閉伊郡山田町大沢第1地割59番地
建築面積:660.73平方メートル
床面積:1F:646.58平方メートル、2F:59.75平方メートル
主要設備:10t+ 5t天井クレーン×1、2.8t天井クレーン×1 他
建造実績船種:漁船、旅客船

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
経営管理部
TEL:0848‒73‒5282 FAX:0848‒73‒5323